“Pastoral” Original Soundtrack Lyrics

21 May

あゝ、あゝあゝあゝ
あゝ、あゝあゝあゝ

日は暮れて、鐘は鳴る
寺の迷い子が手でまねく

日は暮れて、鐘は鳴る
死んだ我が子の赤い櫛

—-

天に鈴ふる巡礼や 地には母なる淫売や
赤き血しほのひなげしは
家の地獄に咲きつぐや
柱時計の恐山 われは不幸の子なりけり
死んでくださいお母さん
死んでくださいお母さん
地獄極楽呼子鳥
桜暗黒方丈記

—-

姉が血を吐く 妹が火吐く 謎の暗黒壜を吐く

壜の中味の三日月青く 指でされば身もほそる

ひとり地獄をさまようあなた 戸籍謄本ぬすまれて

血よりも赤き 花ふりながら 人のうらみを めじるしに

影を失くした天文学は まっくらくらの家なき子

銀の羊とうぐいす連れて わたしゃ死ぬまで あとつける

—-

ほどかれて 少女の髪に むすばれし 葬儀の花の 花ことばかな

とんびの子 なけよ下北 かねたたき 姥捨以前の 母眼らしむ

かくれんぼ 鬼のまゝにて 老いたれば 誰をさがしに くる村祭

亡き母の 真赤な櫛を 埋めにゆく 恐山には 風吹くばかり

降りながら みづから亡ぶ 雪のなか  祖父(おおちち)の瞠し 神をわが見ず

濁流に 捨て来し燃ゆる 蔓珠沙華 あかきを何の 生贄とせむ

見るために 両瞼をふかく 裂かむとす 剃刀の刃に 地平をうつし

新しき 仏壇買ひに 行きしまま 行方不明の おとうと鳥

吸いさしの 煙草で北を 指すときの 北暗ければ 望郷ならず

—-

夜にカラスが なく時は
朝にかならず 人が死ぬ
今日もどこかの 六十ジジィが
生娘抱いて 腹上死
赤く開いた 口の中
ヤニで汚れて 金歯が光る
投げすてられた ステテコにゃ
娘が飛ばした あげは蝶

夜にネズミが さわぐ時は
朝にかならず 人が死ぬ
今日もどこかの 肉屋のオカミが
若いツバメと 無理心中
はげたマニュキュアが なおさら紅い
四十しがらみ 朝までも
うえた身体が 朝までも
人は誰かを 殺してる
誰かを殺して 生きてゆく
行き着く先は 冷たい手錠

—-

これはこの世のことならず
死出の山路のすそ野なる
さいの河原の物語
手足は血しほに染みながら
河原の石をとり集め
これにて回向の塔を積む
一つつんでは父のため
二つつんでは母のため
三つつんでは国のため
四つつんでは何のため
昼はひとりで遊べども
日も入りあいのその頃に
地獄の鬼があらわれて
つみたる塔をおしくずす

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